雇われずに生きること2018.03.17 05:01確定申告が終わった。自分が個人事業主であることを、痛烈に感じる時期である。会社や役所等の組織に雇われて働くことと、独立してフリーランス、個人事業として働くことには、大きな違いがある。僕が毎日、ピアノを練習したり、作曲したり、フライヤーを作ったり、クライアントとメールのやり取りをし...
共に生きるための経済を2018.02.11 03:43聴いてくれてありがとう演奏してくれてありがとうただそこに感謝があるその感謝の気持ちをお金に置き換えているだけお金のためにやっているんじゃない感謝の気持ちの交換として贈与としてお金があるこの経済中心の社会で競争の、 弱肉強食の経済の中で共に生きるために共生のための経済へシフトしよう...
地道はいいが、どん詰まりなら、変化を。2018.02.02 06:41小さくてシンプルなライブを、地道にコツコツやって、少しずつでもお客さんが増えて、自分の音楽が広がって、活動の幅も広がると思ってた。いや、確かにそうはなっている。でも、経済的にはどん詰まりになってきた。そりゃ独身の時と違って、家族を養う立場だから、出ていくものも多い。CDも何枚か作...
右手にピアノ、左手にそろばん2017.12.19 00:00先日、商工会議所に初めて行きました。音楽演奏業を運営していく上での困難さなどを、いろいろと相談しに行ったのです。アーティストと言えども、事業主。創作活動をする一方で、ちゃんと事業を成り立たせないといけない。「右手にピアノ、左手にそろばんですよ!」と言われました。料理人は最高の料理...
プロにとっての持続可能な演奏活動とは2017.12.04 04:59僕らは「演奏」に対し、「対価」としてチケット代などのお金を支払ってもらい、そのお金で生活をしている。それは、パン屋さんがパンに対価を払ってもらって、お店を運営しているのと変わらない。パン1個の値段には、原価に利益がプラスされている。僕らの演奏も、開催に関わる費用に利益がプラスされ...
知らない人のライブに高い金は払いたがらない2017.11.29 13:42「知らない人のライブに、チャージ2〜3000円とか、敷居が高いよね」知り合いのミュージシャンが言っていて、その通りだと思った。特に僕のような自分でツアー組んでまわるミュージシャンにとって、初めての土地、初めての会場でライブするときは、大変苦労をする。では、「自分のことを知らない人...
ツアー先でライブを主催するということ2017.11.26 03:34僕のようにツアーで生計を立てている音楽家は、遠征先でライブする際、自分で主催すると、会場利用料、集客などリスクを負うことになります(依頼を受けてツアーする場合は除いて)。住んでいる土地でも集客は大変なのに、地縁のない場所ともなるとかなり厳しい。駆けつけてくれるファンの方もいますが...
旅ができていいですね、とは言うけれど2017.11.24 09:56僕は年間通して、国内外を演奏してまわっている。今月は8回フライトした。「仕事で旅ができていいですね」とみんなは気楽に言う。でも、交通費が出る公演はほんの一部。しかも報酬が必ず約束されているとは限らない。海外公演の場合、公演国の物価が日本の3分の1なら、出演料も3分の1だ。一般企業...
低価格競争と演奏活動 2017.11.24 04:55僕らミュージシャンといえども個人事業主。霞を食って生きている訳ではない。長引く消費低迷(政府は「いざなぎ景気越え」とか言ってるけど!)の中で、演奏活動を持続させ、家族も養い、新しい作品も制作しなければいけない。どうやってサバイブしていく?でもアーティスト同士がそれを語り合う場、知...