魂の自由2018.04.15 14:14今日のライブは、娘にゲストで入ってもらった。7歳の堂々とした様、その音楽に向かう真摯な姿勢は、大人の心を打つものがある。彼女の今日のアドリブは、今までで一番よかった。本番でそれができるのはすごい。なぜそれができるのか。それは魂が自由だからだと思う。やはり人は、なににも魂を縛られて...
命を賭して表現する人2018.03.20 02:41命を賭して表現する人は、その小さな小さな表現に、チラチラと青白い炎が、燃えているのを感じる。蝋燭は少しずつ溶けていく。すべて溶け、命の炎は、いつか燃え尽きる。それでも表現せずにはいられない人。命を賭して表現する人。亡き友は、そういう人だった。生きることがつらかった。でも演奏してい...
誹謗中傷する人2018.02.13 00:28現代日本の「不寛容さ」。どうしてこんなことになってしまったんだろう。先日の魚博士さかなクンへの誹謗中傷事件にも表れる通り、難癖つけて鬱憤ばらしをするこの風潮。言われた方は多少なりとも傷つくし、すごく繊細な人もいるだけに、悲しくなる。好き嫌いあって当然。「私は好きじゃない」と自分で...
共に生きるための経済を2018.02.11 03:43聴いてくれてありがとう演奏してくれてありがとうただそこに感謝があるその感謝の気持ちをお金に置き換えているだけお金のためにやっているんじゃない感謝の気持ちの交換として贈与としてお金があるこの経済中心の社会で競争の、 弱肉強食の経済の中で共に生きるために共生のための経済へシフトしよう...
アーティストの人生はアーティストのもの2018.01.27 04:03僕は僕なりに、演奏のなかで模索しながら、自分にとっても聴いてくださる方にとっても幸せな時間を創ることに努めてきた。演奏する人と、聴く人の間の、すごく幸せな関係は、その場にいる僕らだけのプライベートなこと関係で、周りがとやかく言うべきことじゃない。しかし、中には、とやかく言ってくる...
絵も音楽も同じ2018.01.21 16:32画家が誰かのために絵を描いた。その人はその絵をすごく気に入った。幸せだった。それがすべてだ。音楽だって同じ。いま目の前で聴いてくれているあなたのために弾いた。あなたは感じ入ってくれた。それがすべてだ。世間の評価や、有名無名、地位、売れてるかどうかは関係ない。どれだけ沢山の人に評価...
そのさびしさでおまへは音をつくるのだ2018.01.18 12:40音楽の道、芸術の道は、なんて果てしないんだろう。この果てしない創造の旅の、旅人であることを、心地よく感じられるような日々を過ごさないと、苦痛な人生でしかない。感じたい、創造の歓びを。そしてこの歓びを、寂しさを、音に紡ぐのだ。………「告別」 宮沢賢治おまへのバスの三連音...
みんながもっとコンサートに足を運ぶ世の中になって欲しい2017.11.24 15:01欧米に比べたら、コンサートというものがまだまだみんなにとって縁遠い。気軽にコンサートに足を運ぶ文化がない。もっともっとみんなが気軽にコンサートに足を運ぶ世の中になれば、僕らは食っていきやすくなるし、日本の芸術文化はボトムアップすると思う。オーケストラの存続や、アニメの輸出に税金を...