地道はいいが、どん詰まりなら、変化を。

小さくてシンプルなライブを、
地道にコツコツやって、
少しずつでもお客さんが増えて、
自分の音楽が広がって、
活動の幅も広がると思ってた。

いや、確かにそうはなっている。
でも、経済的にはどん詰まりになってきた。

そりゃ独身の時と違って、
家族を養う立場だから、
出ていくものも多い。
CDも何枚か作るうち、
蓄えもなくなる。
売れれば制作費を越えて収益になるが、
それも日々の活動費や家族の生活費で消える。
新しいCDが作れない。

コツコツと地道にやることを、
ある種、美徳のように感じてた。
でも15年やってきて、
どん詰まりになっちまったってことは、
変化が必要なんだ。

長引く不況で、
庶民の消費も増えず、
音楽に回るお金は少ない。
音楽で景気のいい話なんて、
ほんの一部の人である。

景気のことを考えたら、
いまは耐え忍ぶ時かもしれない。
ただ耐えて、いい音楽を創ることに邁進するしかないかもしれない。

でも耐え忍んでいるだけで、
いつかよくなる保証はない。

改めて、
これから
自分が本当にやりたいことはなにか、
どんな風に生きたいか、
どうな風に家族と暮らしたいか、

時間に流されず、足を止めて、
考えなきゃいけないのかもしれない。

いまここに生かされていることに感謝し、
一つ一つのライブ、
一つ一つの音に魂をこめて、
一人一人に届けていく。

それだけではなく、
経済的にも向上できるように、
家族が幸せに暮らせるために、
考えなきゃいけないんだ。

それが今、
僕が挑戦していかなきゃいけないことなんだ。

混沌にこそ未来が

音楽で食うということ。社会。子育て。ピアニストの日々。

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