自分のやってることを、事業として捉え直す2019.01.07 07:06昨年の今ごろにスタートした取り組みが、本日の書類提出を持って、終了した。思えば長い道のりだった。一人で小さくバンザイした。自分のやってることを、事業として捉え直す。どこにも所属せずに、自前で食べていくなら必要なこと。たとえ自分一人だろうと、音楽事務所の代表者ということになる。これ...
子どもたちにこそ新しい音楽を2018.06.20 12:16先日、コンサートのご依頼を受けたので、プログラム案をクライアントに提出した。1曲目は即興演奏。それは僕には外せないものだ。毎回違うピアノ、毎回違うお客さん、会場、自分。だから前もって用意したものではなくて、毎回違う状況から、自然に生まれてくるものを、自然のままに音にしたい。すなわ...
雇われずに生きること2018.03.17 05:01確定申告が終わった。自分が個人事業主であることを、痛烈に感じる時期である。会社や役所等の組織に雇われて働くことと、独立してフリーランス、個人事業として働くことには、大きな違いがある。僕が毎日、ピアノを練習したり、作曲したり、フライヤーを作ったり、クライアントとメールのやり取りをし...
今年もありがとうございました2017.12.31 04:53今年も1年間ありがとうございました。今年もたくさんのご縁をいただき、たくさんの場所で演奏できました。みなさん、ありがとうございました。海外は3カ国で演奏しました。1年間のステージ数は120。兼ねてからやりたかった大きなイベントも実現し、とても充実した年になった気がします。ただ、や...
右手にピアノ、左手にそろばん2017.12.19 00:00先日、商工会議所に初めて行きました。音楽演奏業を運営していく上での困難さなどを、いろいろと相談しに行ったのです。アーティストと言えども、事業主。創作活動をする一方で、ちゃんと事業を成り立たせないといけない。「右手にピアノ、左手にそろばんですよ!」と言われました。料理人は最高の料理...
プロにとっての持続可能な演奏活動とは2017.12.04 04:59僕らは「演奏」に対し、「対価」としてチケット代などのお金を支払ってもらい、そのお金で生活をしている。それは、パン屋さんがパンに対価を払ってもらって、お店を運営しているのと変わらない。パン1個の値段には、原価に利益がプラスされている。僕らの演奏も、開催に関わる費用に利益がプラスされ...
知らない人のライブに高い金は払いたがらない2017.11.29 13:42「知らない人のライブに、チャージ2〜3000円とか、敷居が高いよね」知り合いのミュージシャンが言っていて、その通りだと思った。特に僕のような自分でツアー組んでまわるミュージシャンにとって、初めての土地、初めての会場でライブするときは、大変苦労をする。では、「自分のことを知らない人...
ライブに来ない人2017.11.28 13:41ライブに来る人と来ない人がいる。来ない人の理由を考える。「お金がないから。」「スケジュールの都合がつかないから。」これらは " 行きたいけど行けない "人だ。お金や時間の都合がつくときには来てくれるだろう。「好きな音楽じゃないから。」これはもう諦めるより仕方がない。芸術全般、もう...
ツアー先でライブを主催するということ2017.11.26 03:34僕のようにツアーで生計を立てている音楽家は、遠征先でライブする際、自分で主催すると、会場利用料、集客などリスクを負うことになります(依頼を受けてツアーする場合は除いて)。住んでいる土地でも集客は大変なのに、地縁のない場所ともなるとかなり厳しい。駆けつけてくれるファンの方もいますが...
旅ができていいですね、とは言うけれど2017.11.24 09:56僕は年間通して、国内外を演奏してまわっている。今月は8回フライトした。「仕事で旅ができていいですね」とみんなは気楽に言う。でも、交通費が出る公演はほんの一部。しかも報酬が必ず約束されているとは限らない。海外公演の場合、公演国の物価が日本の3分の1なら、出演料も3分の1だ。一般企業...
低価格競争と演奏活動 2017.11.24 04:55僕らミュージシャンといえども個人事業主。霞を食って生きている訳ではない。長引く消費低迷(政府は「いざなぎ景気越え」とか言ってるけど!)の中で、演奏活動を持続させ、家族も養い、新しい作品も制作しなければいけない。どうやってサバイブしていく?でもアーティスト同士がそれを語り合う場、知...